日産プリンス東京の子会社で、キャンピングカー販売を手がける日産ピーズフィールドクラフト(東京都品川区)は、日産自動車の小型車「キューブ」をベースにしたキャンピングカー「キューブ2ルーム」を売り出した。キャンピングカーの中心価格帯は、400万~600万円台で顧客層も団塊世代が中心。これに対し、同キャンピングカーは価格を200万円台に抑えて若者の需要を掘り起こす考えだ。キューブ2ルームは、キューブのルーフ部分を格納式に改造、幅115センチ、長さ200センチのベッドスペースも確保した。
ルーフはメッシュ生地で覆われ、外気を取り込んで開放感を味わうことができる。また格納式にしたことで、車内に吹き抜けスペースができ、立ちながらの着替えもができる。価格は207万9000円から。
日産自動車が運営するインターネットコミュニティーサイト「空想くるま」で昨年、キューブをベースにしたクルマのアイデアを募集し、採用した。これまで軽自動車ベースのキャンピングカーはあったが、キューブ2ルームは日本初の小型車ベースのキャンピングカーになる。
キャンピングカーを扱う業者が加盟する日本RV協会によると、アウトドアブームと団塊世代の旅行需要を取り込み、国内キャンピングカー市場は拡大傾向にある。2007年度は255億円(4705台)と、前年度比12%増で、08年度も前年並みを確保したもようで、底堅い需要を見せている。
ただ、購入者は50代以上が中心で、20代の若者や、30代以上のファミリー層が少ない。価格も400万円以上するものが多く、日産ピーズフィールドクラフトでは、若い世代にも手が届く、200万円台の「キューブ2ルーム」を投入し、新たな需要開拓を目指す。
高速道路の低料金化を追い風に今後もキャンピングカーの市場は拡大する見込みで、「手に届く価格帯で提供することで、顧客基盤の強化を目指す」としている。
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